冬季五輪開催地にも選ばれたぐらいですから長野の冬は相当に寒そうですよね。そこで、どのぐらい寒いのか?最低気温、最高気温の平年値と最新値を調べてみました。
(出所:気象庁の統計データをもとに作成)
長野で最高気温(日)が一年間で最も低くなる期間は1月24日から1月28日までの5日間。大寒を過ぎたころが日中の気温が最も上がりにくくなります。
冷え込みが厳しくなる最低気温が最も低い日は1月31日。
1月下旬が長野の冬のピークとなっています。
ただし、これは30年間(1980年-2010年)の平均値。
直近の10年間(2011年-2020年)で調べてみると、また変わってきます。
年 | 最高気温 | 最低気温 | ||
---|---|---|---|---|
2011 | 1月16日 | -2.3 | 2月1日 | -9.2 |
2012 | 1月29日 | -2.0 | 2月3日 | -10.4 |
2013 | 1月26日 | -2.1 | 2月25日 | -9.6 |
2014 | 2月6日 | -1.5 | 1月14日 | -8.7 |
2015 | 1月1日 | 0.1 | 1月18日 | -7.6 |
2016 | 1月20日 | 0.4 | 1月26日 | -10.0 |
2017 | 1月15日 | -3.4 | 1月25日 | -9.6 |
2018 | 1月26日 | -2.8 | 1月27日 | -11.1 |
2019 | 1月10日 | -1.1 | 1月10日 | -9.5 |
2020 | 2月6日 | -0.8 | 2月10日 | -8.8 |
(出所:気象庁の統計データをもとに作成)
最高気温(日)が0℃を下回る(氷点下となる)日を真冬日といいますが、長野ではほぼ毎シーズン、真冬日が発生しています(例外は2015年と2016年)。
最低気温はマイナス2ケタとなる日もあるほど冷え込みが厳しいのが長野です。
平年値(1980年-2010年)の最高気温と最低気温を東京と比較してみました。
(出所:気象庁の統計データをもとに作成)
真冬となる1月〜2月で比較すると、東京の最低気温と長野の最高気温の差は2〜3℃程度しかありません(最低気温同士で比べると5〜6℃差)。
この時期に東京から長野に出かけると、相当な寒さを感じることになります。
最後に2020-2021年冬シーズンの長野の気温を直近30年間と比較してみます。
長野の2020年冬シーズンは平年並みか暖冬傾向で始まりましたが、12月中旬になり一気に冷え込みました。最高気温、最低気温とも平年を下回る日が増えてきています。